特殊健康診断の種類と該当する労働者

特殊健康診断とは、文字どおり、特殊な健康診断のこと。
これは、特殊な職業の方のために・・・・そのお仕事の環境が、就労する業務が、身体に害を及ぼす危険性がある場合、より厳重な健康管理が必要という理由から行われるものです。
では、特殊健康診断を必要とする仕事とは何でしょう？
あなたの周りにそんな環境下で働いている人がいたら、特殊健康診断を勧めてみるのもいいかもしれません。

特殊健康診断の種類と該当する労働者

特殊健康診断を必要とする危険有害業務とは、どんな労働なのでしょうか。
・・・・それは、騒音などの価騒音レベルが85dB(A)以上になる可能性が大きい、60作業場の業務に従事する労働、「ＶＤＴ作業」パソコン、ワープロ操作などのＶＤＴ作業に常時従事する労働です。

それから、「腰痛」重量物取扱作業、障害児（者）施設等における介護作業、腰部に過度の負担のかかる立ち作業、同腰掛け作業、同座作業、長時間の車両運転などに従事する労働も、特殊健康診断が必要です。

このような環境下での労働者は、身体に悪影響を及ぼす危険性が高いとみなされ、より厳密な健康管理が必要として、現在、行政指導により特殊健康診断の実施が奨励されています。
そして、その特殊健康診断の種類は、法令で定められるものは以下の８種類で、それぞれの法令や行政指導に基づいた、所定時間ごとの受診が義務づけられています。

特殊健康診断の種類は・・・電離放射線健康診断、高気圧業務健康診断、特定化学物質等健康診断、有機溶剤健康診断、四アルキル鉛健康診断 、鉛健康診断、歯科健康診断、じん肺健康診断、などがあります。

中でも、じん肺は、３年に１回健診し、特殊健康診断個人票は、エックス線フィルムと共に７年間は保存しなければいけません。
また、鉛・有機溶剤は、１年に２回健診し、特殊健康診断個人票は、５年間の保存が義務づけられる・・・ということです。

ほかには、キーパンチャー・有害光線・高熱作業なども、法令、行政指導に基づいた健康診断が実施されているとか。
平成18年からは石綿アスベスト取扱者に対して、石綿障害予防規則に基づく健診も、義務付けられるようになりました。

もし、義務づけられてなくても、上記のような危険性の高い職種の方は、特殊健康診断を受けておいたほうが安全ですね。

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