イボ痔になる理由
データなどによると、「日本人の3人に1人は痔にかかっている」あるいは、「痔になる可能性がある(痔の自覚症状がない)」といわれます。
特に近頃では食生活や生活習慣の乱れが原因で、痔にかかりやすい人が増えているそうです。
また痔は恥ずかしい病気で、痔にかかっている人なんて少ないだろうと思っている人が多いようですが、実は痔は珍しくもなければ、特別でもなく、恥ずかしい病気でもなんでもありません。
ちょっと前まで、痔は男の人、特におやじさんのなるような病気だというイメージでしたが実は違います。
近年は女性の患者さんも増加し、今では男女差はほとんどなくなっているそうです。
このページでは、イボ痔の原因についてお話いたします。
いぼ痔・・・イボ痔の原因について
いぼ痔になる原因は、いろいろあります。ただ、便秘気味だったり長便所の人に、イボ痔になる人が多いことから、便秘のため排便する時に力みすぎたり、硬い便が肛門を通る時に肛門の粘膜を傷つけてしまうために、炎症が起きイボ痔になる場合が多いようです。
ほかには長い時間、同じ姿勢でいると肛門がうっ血して、イボ痔になる人もいるようです。
また、お酒の飲みすぎ・香辛料の食べ過ぎも、イボ痔の原因になることがあるので要注意。中でもトウガラシは、食べても大半が体内に吸収されず、そのため肛門を刺激し炎症の原因をつくります。
お酒がなぜいけなかというと、飲むと下痢になりやすくなるので、いぼ痔が悪化します。
それから女性は、妊娠や出産するときに、子宮が周囲の血管を圧迫することが原因で、イボ痔になる人がいるようです。
ではここで、いぼ痔になる原因をまとめてみましょう。
◆排便する時いきみ過ぎること
◆同じ姿勢で長時間いること(座りっぱなし・立ちっぱなし)
◆便秘気味
◆過度のストレス
◆過度の肉体疲労
◆冷え症
◆お酒の飲みすぎ ・・・・など。
このような生活態度が"うっ血”の原因をつくってしまい、うっ血から静脈瘤(じょうみゃくりゅう)と呼ばれる炎症に悪化し、いぼ痔になっていくのです。
ということは、いぼ痔は生活習慣病と言えるでしょう。
それならば普段の自分の生活を見直し、痔にならないような生活習慣を身につけることが大切ですね。