あな痔(痔ろう)改善への近道
穴痔(痔ろう)を完治するには手術が最も確実!
アナ痔(痔ろう)は痔の中でも一番症状が重く、他の痔とは違い、生活習慣を見直したり、食生活を改善するだけでは治りません。
また、治療薬の塗り薬や坐薬を使っての治療法もほとんど効果がないため、穴痔(痔ろう)を治すには残念ながら、手術をするしかないのだそうです。
ですので、あな痔(痔ろう)の疑いがあるなら、一日も早く専門家の診察を受けることが大事なようです。
あな痔(痔ろう)・・・「穴痔の治療法」について
アナ痔(痔ろう)の治療法は・・・・?穴痔の症状である、肛門周囲膿瘍によってできた痔ろう(膿の通り道)は、薬では治すことができないため、残念ながら早く手術を必要とします。
また、症状が悪化すると手術が難しくなったり、怖い肛門管ガンや痔ろうガンへ発展する危険性もあります。
いぼ痔や切れ痔の場合は、肛門付近を温めるといった治療法もありますが、痔ろうの場合は温めると逆効果で、症状が悪化することさえあるそうなので自己判断はやめたほうがいいようです。
穴痔(痔ろう)の手術法は以下のものがあります。
◆切開開放術
あな痔の切開開放術とは、痔ろう管(膿の通り道)に沿って出口から入り口まで切開し、そのまま縫い合わせずに開放する手術するやり方です。
痔ろう管の位置が浅かったり、単純な痔ろうの場合にこの切開開放術を使いますが、技術のない医師が行った場合、手術の際、肛門括約筋が傷ついて、肛門が変形したり、しまりが悪くなったために便がもれやすくなって、すぐに再発した、といったトラブルもあるそうです。
ですので、この切開開放術をすると決断した時には、経験豊富な医師、信用できる肛門科を探すことが一番重要と言えそうです。
◆括約筋温存術
アナ痔は痔ろう管の位置が深かったり、複雑な痔ろう管を持つ人だと、切開開放術では肛門括約筋を傷付けてしまう可能性があるので、その場合、括約筋温存術と言う手術が行われるそうです。
この括約筋温存術は肛門括約筋には手をつけないで、膿の管の出入口部分のみを取り除き、入口のみを縫い合わせる手術法です。
近頃ではそれぞれの医院などで手術法が工夫されるなど、少しでも患者さんの負担を減らし、術後のトラブルが起きないように努めているそうです。